着膨れ防止の秋冬ニットスタイル

私は過去、アパレルショップのスタッフとして勤務した経験があります。ナチュラル系の衣服や小物を扱うブランドで、幅広い年齢層のお客様と接する機会も多くありました。
そんな中、40~50代くらいのお客様から寄せられたのは、「年を取ってお腹がぽっこりしちゃって、似合う服がない」、「「太って見えにくい色の服を選んでほしい」などです。
日々お客様と接する中で、大きいサイズの体形カバー服をレディース服通販に関するお悩みは本当に多くありました。特に秋冬は寒くなって、着膨れにも気を付けたいところ。そこで私の経験を活かして、40~50代の方に向けた着膨れしないスタイリングをご提案します。

今回の主役は、秋冬の必須アイテムである「ニット」です。まず、どうして着膨れしてしまうのか。それは、着込みすぎているか、顔以外のほとんどが隠れているか、全体的にゆるすぎる洋服を着ているかです。
着込みすぎに関しては、その土地の気温や個人の体調にもよりますが、ニットを選ぶ際はカシミヤなど保温性のある生地を選ぶ・3つの「首」温めてくれる冬小物を利用する・根本的に体の内側から温めるなどが対処法になります。

顔以外を隠してしまうこと・全体的にゆるすぎる洋服を着てしまうことについては、「全体のバランス」に注目してみましょう。
例えば、紺色のVネックニット。そこにワイドパンツを合わせると、お腹周りをカバーした細見えスタイルを叶えてくれます。色はグレーや黒など、落ち着いた色を選びましょう。縦のラインがきれいに見えるだけでなく、下半身の膨張を防いでくれます。
アウターはチェスターコートがおすすめです。首回りの防寒には、ストールを忘れずに…。また、淡い色のニットを着たいときは、色味の濃いボトムスやアウターを合わせます。
例えば、タートルネックのベージュニット×グレーのテーパードパンツ。そこに濃いブラウンのガウンコートを羽織れば、全体がぼやけずすっきりとした印象になりますよ。秋冬にはニットが大活躍しますが、どうしても着膨れしがち…。
そんなときは全体のシルエットに注意して、細見えスタイルを作っていきましょう。