私は服にしろ何にしろ、元来、流行には鈍感です。「今、何が流行っているのやら」で過ごして来ました。それでも若い頃は、現在よりはましだったかもしれませんが。今は、「今年の流行のスタイル」ですとか、「流行の配色」とか、他人の格好も雑誌もあまり見ないので、とんとわかりません。そのせいもあって、毎年のように服を買ったりしません。それと、服を買わないのは、経済的理由もあります。ただ、私は通販が好きなので、通販の品は、お小遣いを貯めて買うことがあります。そんな私なので、実は10年~20年以上着倒している服が、ざらにあるのです。つまり、それだけ若い頃の服を今も変わらず、平気で着ている訳です。こう書くと結構すごいですね。さすがにヘビロテの服は傷んでしまって、処分しますが、年に負けず頑張ってくれている服たちです。そして、年に負けず頑張っているのは、私も同じです。若かった頃の服を平気で着られるこつは、まず第一に、私は地方在住で、人付き合いが狭く、気合を入れて服を選ぶ必要があまりないことです。第二に、私は服を年齢に合わせて買いませんが、肌の手入れや化粧のしかた、体のスタイルには気を遣っています。さすがに出産後、太ってしまって困りましたが、その時期も肌の手入れや姿勢や歩き方等、できることは努力しました。また、年を取ると顔がたるむので、美しい笑顔を作って、たるむのを最小限にとどめる努力もしました。第三に、服を買うときは、できるだけ流行に左右されにくいプレーンなデザイン、材質の品を選ぶようにしています。第四に、服選びではこれが最重要かもしれませんが、可能な限り品質の良い品を選ぶようにしています。一般的に、お高い服の値段は、伊達ではありません。わかりやすく言えば、一流ブランドの品は、やはり良く作られています。しかも、購入当時最新のデザインだとしても、後々まで着られます。というか、私は着ています。地方の特権なのか、古いデザインだとしても、着ていて違和感がありません。以上のような理由で、私は今も昔の服を平気で着ているのです。終わりに、経済的理由で服が購入できないとしても、それはそれで頭を使うようになるので、あながち悪いことばかりではありません。